無いものを「治す」って何なんだ
『欠損歯』という用語はご存じでしょうか。
Wikipediaによると「欠損歯(けっそんし)とは、歯列の中で存在していない歯のこと。先天的に歯胚が作られないために歯が存在しない場合と、後天的に歯を喪失する場合がある」とのこと。
ズバリ変な用語ですよね。前歯・奥歯・八重歯・銀歯・金歯、どれをとっても「はい。これがそうだよ」と見せることができるもの。
欠損歯はそうはいかない。「はい。ここに無いのが欠損歯」。何のことやら。つまり、ようするに「存在しない物の名前」なんですよね。「穴」なんて単語とちょっと似てるかも。穴自体は何かが存在しない部分の名前ですもんね。
で、その欠損歯ですが、さらに混乱しちゃうのが「欠損歯治療」という言葉。ないものを治療するってそりゃなんだ?よく似た単語の「穴」でいえば「穴をふさぐ」ってところでしょうか。
ポッカリ空いた空間ですから、何かで埋めなければなおらない。最近はあんまり見かけないけれど、洋服の穴なら繕(つくろ)ったりするけれど、あんまり見た目にいいもんじゃない。いっそアップリケとかつけてデザインに見せかけたりね。まあ最近では、いっそボロボロが格好良かったりもしますけれどね。
でも、聞いたところによると「カケハギ」なんて修繕方法もあって、洋服の穴が全く見えなくなってしまうらしい。素人目にはどこが修繕箇所かわからないぐらい。
しかし、歯(といっても『欠損歯』)の場合はそうはいかないよね。・・・なんて思っていたら、さにあらず。ここに来て、欠損歯を完全に治療してしまう凄い技術が一般化してしまった。
ご存じの方も多いでしょう。『インプラント』です。
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